2019/1/21 第32回 紅葉の国東半島・六郷満山の旅
山と温泉同好会は年に2回、バスで観光地を訪れ会員相互の親睦を深めています。会員は約40名です。今回は大分県国東半島を観光しました。国東半島は開山から1300年を有する歴史ある寺院が多く、これらを総称して六郷満山と呼ばれています。宇佐神宮との関わりが深く、神と仏が息づく独特の文化を有しています。
11月10日(土)朝8時に会員25名で博多駅を出発し国東半島を目指しました。約3時間弱で最初の訪問地・富貴寺に到着します。平安後期に建立された九州最古の木造建築と言われる大堂がカヤや銀杏の大木に囲まれて荘厳と佇んでいます。この阿弥陀堂は平等院、中尊寺と並ぶ日本三阿弥陀堂の一つです。
昼食後、文殊仙寺を訪ねました。バスを降り、延々と続く石段を上ること10分弱(400段?)、やっと岩壁に本堂が見えてきます。奇峰奇岩が多いお寺ですが階段がきつく、周囲を見渡す余裕がありません。「三人寄れば文殊の知恵」という言葉の発祥地で、知恵の仏様です。
最後に六郷満山の総持院として全山を統括してきた両子寺です。この寺は高地にあるためか紅葉が美しく、もみじが鮮やかに色付いています。やっと紅葉にめぐり会えました。紅葉の美しさは格別です。境内は広く、護摩堂や仁王像などをゆっくりと見学しました。境内には鳥居があり神と仏の習合を感じた一時でした。
今回の旅行は天候に恵まれ、自然の雄大さと紅葉の美しさを堪能でき、会員相互の親睦を深めた一日でした。
山と温泉同好会では昔懐かしい<あの場所は今?>をテーマに数十年前の記憶をたどりたいと思っています。皆さんのご参加をお待ちしています。
石丸 雄三
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