マンション買うなら管理を買え
札幌支部 今江 敏明
※事務局・注 写真をクリックすると拡大表示されます。
今回は私のマンション管理組合での活動を紹介させていただきます。
私は新婚時の2・3年を除き定年まで数回の転勤時も土いじりのできる一軒家住まいをしていましたが、終の棲家を考えたとき、体力的にも冬の札幌での雪よけなどは辛過ぎると思い、定年後、初めてのマンション(新築 · 3 0階・1 3 0戸)生活を決めました。入居2年後に管理組合理事の改選により初めての埋事会役員となり互選で副理事長に推されたのが管理組合と係わるきっかけとなりましたが、最初は1期2年2期を無事やり過せば、
しばらくは役員勤めから開放される 、と思っていましたが72歳になったときの役員改選時にふと周りを見渡すと、同時期購入・入居の多くの方がお亡くなりになったり、ご高齢になったとの理由により、役員候補が少なくなり、タイミング悪くわたしは、2回目の勤めを終えたばかりで、マンションの一大事業である大規模修繕の委員長を理事会より依頼され勤めていた最中で、理事長に推され、辞退できる情況になく、2回目の理事会活動にはいりました。その中で理事会の重要性を強く認識させられた事故が勃発。平成30年9月6日に発生した北海道胆振東部地震よるブラックアウトです。夜中の地震により閉じてはならない防火扉が上層階で数ヶ所閉じたことで館内の非常警報が発報され、扉を元に戻さないかぎり鳴りっばなし、停電になり自家発電装置が作動し音は止まらず、南・北館 2台ずつ計4台あるエレベータは止まるとの情況で徒歩にて南館の30階まで上り順次閉じた防火扉を戻しながら下り、次に北館をと一人でやりとげ一息ついたとき、水道も止まっていたため、不安を携帯に訴えてきた25階在住の88歳の独居老人ヘマンション備蓄のペットボトルをこれも徒歩で届けるなど、30階を4往復以上行き来しましたが、後日一番反省したのは、災害時の理事会の対応を検討していなかったことです。たまたま私は独り身だったので動けたものの、家族もちであれば、先ず身内の安全を確保してから でなければ身動きは出来にくい。今、日本人の約半数はマンション住まいだが、ここ20年ほどで急速に増えてきたタワーマンションでの災害時の対応は全国より注目され、毎年9月6日が近付くと各種報道陣が取材に訪れる。 NHK-TVの「首都圏情報」・「ほっともっと北海度」・北海道新聞・神戸新聞、電話取材も数本ありましたが、すべての取材で共通して訴えたのは災害時に重要なことは、自助・共助・公助とある中 一番大事で、一番たよりになるのは自助であることを強調、共助・公助体制が整うあいだの少なくとも2・3日のつなぎは自分で準備することが、家族を守れることを報適の中心して下さいと言うことでした。つぎに期待される、共助は町内会にしろ、管理組合でも簡単には醸成できず、普段のじみちな活動が必要ですが、 当管理組合では「けんきかい」と言う組織で、会議室利用し、お茶会・書道教室・麻雀居室・卓球クラブ。貸切バス利用の一泊旅行をと日頃から組合員が顔を合わせる、言葉をかわす、ことを心がけることにしています。
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