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５月21日（火）に大阪天満宮での日帰り吟行会を開催しました（参加者12名）。

吟行の面白さは、参加者全員が同じ景色を見ながら、その切り取り方が異なること、新しい発見があることです。例えば、たわわに吊り下げられた絵馬にアラビア文字のものや日本に百人に満たない珍しい苗字のものを発見したり、書かれた文字はほぼ楷書であることなど、様々な気付きがあります。また、これまでなんとなく歩いていた神社・仏閣も、俳句目線で歩くと新たな歴史発見に巡り合えるのも、吟行の楽しみのひとつだと言えます。

この日の天候は日本晴れ、少し汗ばむ気温でしたが、午前の吟行を終えた後、社友会事務所に戻り昼食をとり、いつものように、メモ、歳時記、辞書を片手にひとり５句を出句し、選句、講評、意見交換、添削などを実施しました。

今回は、吟行に初めて参加する会員が３名おられましたが、講師による俳句目線での解説を聞きながら境内を巡回することで、見たこと、感じたことをそのままメモに取り、後で、そのメモに合いそうな季語を探し、五七五にまとめるという、新たな手法に触れることができたのではないかと思っています。（竹縄記）

天満宮での集合写真