<令和6年10月自薦句>
猪垣や夕日ゆっくり山の端へ 天瀬光雄
我が自慢里芋煮付け母偲ぶ 内堀悟空
芋煮会鍋を囲めば笑顔増し 大井どんどん
小さ子の指先つるり衣被 大野彌沙
いもの秋ごった煮囲む老 仲間 小谷吉春
ひろき空日毎に色のきたる柿 田中保代
新聞の袋にしみ出す芋の蜜 玉木憲康
亀甲の芋の煮しめや宿の膳 花里 はな
芋腹をたたいてよろこぶ孫娘 古川龍郎
高らかに朝のあいさつ百舌鳥の里 三浦三久