好きな歌で介護施設に慰問活動
大阪支部 田阪 実
私は昨年から、二つのグループでボランティア活動をさせて頂いています。
その一つは、昨年春に歌友達から、「介護施設で歌ってくれませんか」とのお話を頂き、参加させて頂くことになりました。それは奈良県川上村社会福祉協議会に所属している「若葉会」で、6施設が橿原市、桜井市、宇陀郡、川上村にあります。伝統のある会でしたが、男性の方が病気で、私がピンチヒッターに選ばれました。
春と秋に年2回、6施設を訪問します。メンバーは、歌唱3人と日本舞踊4人で1時間をいただいてやっています。私の役どころは、司会もしながら懐かしの歌謡曲を歌うことです。
選曲には特に気を使います。聞いてくださる皆さんのお歳は70代後半から90才代の方ですので、皆さんの知っている歌手の曲を選んで歌っています。今迄に「憧れのハワイ航路」「長崎の鐘」「高原列車は行く」「さざんかの宿」「喜びも悲しみも幾年月」「高校三年生」「古城」「北国の春」を歌わせていただきました。
どの施設でも最後に一緒に歌う曲が有ります。皆さんの席や車椅子の方に寄り添ってマイクを向けると出る限りの声で歌ってくださいます!その歌は「リンゴの歌」「青い山脈」「いい湯だな」「365歩のマーチ」です。
最後に舞台に整列して「今日はどうでしたか?また秋に来ますよ、それまでお元気で待っててくださいね~」と挨拶をすると、皆さんから拍手をいっぱいいただき、逆にこちらが元気をいただいています。
もう一つのグループは混声コーラス「おたまじゃくし」です。20人の仲間で昨年から、奈良県河合町、上牧町の3施設を年1回、1時間で20曲を歌います。3部合唱、2部合唱、ソロで歌いますが、違う点は皆さんにも歌詞プリントをお渡し一緒に歌ってもらいます。童謡、叙情歌、歌謡曲をキーボードの伴奏で歌います。曲紹介も私の役割です。笑いも入れて説明します。
自分の好きな歌で、皆様に喜んでいただける!こんな幸せなことは有りません!
今後も健康に気を配り、長く続けて行きたいと思います。
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