私のボランティア活動は自己満足の世界
静岡支部 福井 宗夫
編集部からご示唆と機会をいただきましたので、表題につき拙文を投稿させていただきます。私(後期高齢者)は学童見守り隊活動を3年半、公園等の草刈りを2年半続けております。
両ボランティアを始めたきっかけ、スタート時のこと、次第に固まって行った決意、続けるための原動力、体調の維持・最期まで自律、などについて触れたいと思います。
◎学童見守り隊活動(旗振り)で生活のリズムができる
孫たちが転校してきたのがきっかけでしたが、旗振りがつづけられるか不安があり、2ヶ月くらい練習のため十字路に立ちました。
小生の分担は登校時の見守りです。
毎朝一人で十字路に立ち、約25分間、約140名の学童登校の安全確保に集中します。「声かけは元気良く」がやっと身についてきました。時には公園から見える富士山、駿河湾、地元の山々を眺めるよう促したりして反応を楽しんでいます。遅れて来る常連の学童数名を見送り、あとは公園の掃除をやったりしています。ボランティアですから、予定がある時には自由に旅行に行ったりしています(コロナが危ない今は自粛です)。
◎草刈りからハリ、達成感、感動が得られる
・草刈りボランティアの会立ち上げ
当初、1年間ほど一人で公園等の草刈りをやっていました。
子供たちが走り回れ、お年寄りの憩える公園を維持し続けるには何らかの組織が必要と気づきました。
町内会に、ある私案を申し入れたところ数ヶ月後に、ボランティアの会を立ち上げて欲しいと逆提案されました。躊躇もありましたが、3名で実行に移すことができました(社協に登録のみ)。
草刈り機では過去重大事故も報告されており、安全重視のマニュアルも作りました。2年目には共感者が増え会員が5名となり喜んでいます。各家庭の用事を最優先にしながら、草刈りを達成しています。
初年度の実績は2名×45時間でした。雑草の繁茂期5月―10月が勝負所となります。
・公園の美化と永続性を願う
数十年来、篤志家が美化活動を担い、世代交代して来ました。つなぎのタイミングでは数年間雑草まみれになり、子供たちの走り回る姿が大方失われる場面にも遭遇しました。
現在までに5名の組織ができましたし、町内会との協働の仕組みが出来ていますので、この両輪体制により、今後の永続性が期待できると思っています。
草刈りの他、花作戦をスタートしています。四季折々の花を見てホッとする瞬間にできればと思っています。
多年生の球根類を植え付けることで、生育ケアの省力化を狙っています
◎体調の維持が大事
ボランティア活動はほとんど自己満足の世界と思っており、ただ黙々とやっています。子供たち、お母さん方やお年寄りの反応も悪くはないなと実感しており、原動力になります。
また小生、太極拳・合氣道(両武術とも氣の文化)を趣味としており、その精神をボランティア活動にも生かしています。
目標は「心で身体を動かす」です。草刈りですと臍下の一点を意識し、心(気持ち)で草刈り機を動かす感じです。
同じイメージで柔軟体操を日々やっており、身体の流れを良くすることで元気になれますし、ボランティア活動との相乗効果もありそうです。
こんな感じの健康維持が巡り巡って「死ぬまで自律」につながればこれに勝る幸せはありません。
―以上です―
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