2018/10/22 西日本集中豪雨におけるボランティア活動(広島支部 中村 敏行 氏)
西日本集中豪雨におけるボランティア活動
広島支部 中村 敏行
広島、岡山、愛媛県の沿岸部を7月6日から翌7日未明にかけて集中豪雨が襲い、広範囲に渡って甚大なる被害が発生しました。
早速安佐北区社会福祉協議会会長が、地域のボランティアセンターを2日後には立ち上げられました。小生も過去町内会長6年間と、社協に関わっていた関係で、即事務所関係者として要請を受け復旧支援へのスタートとなりました。
小生の学区は15町内会がありますが、被災を浴びた町内会は4町内会。護岸崩壊により、壊滅的打撃を受け、犠牲者が3名、民家9棟が全壊、92棟の床上・床下浸水。
この地域は恐怖と混乱状況に陥り、土砂に埋まる家々、がれきの堆積が、これまでのどかな景色を一変させてしまいました。
交通機能マヒが継続し(JR芸備線は橋の崩落、バス路線等)、当地域の小学校も即夏休みとせざるを得ませんでした。
小生も朝7時にボランティアセンターへの出勤、午後7時過ぎに帰宅。特に当初は、土嚢袋、スコップ、一輪車、更に、飲料水の調達と大変な日々。またボランティア活動への電話対応等々、何でもありの約50日間の活動でした。
全国のボランティア活動の方に、沢山の支援をいただきました。遠方は茨木県、熊本県からと多数の参加をいただきました。最も多く参加いただいたのは、1,155名/日です。(累計受付ボランティア延べ人数::約8,000名)
今年の猛暑は半端じゃない日々が続きました。生きているだけでもしんどい中で、今から思うと、エンドレスな活動を振りかえってみて人生の中で、少しでも地域へ恩返しが出来たかなと感じております。
しかし、もう同じ活動は勘弁して欲しい思いです。
まだ岡山、呉市等で被災者が多くいます。早い復興を祈っております。
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