社会貢献コラム
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2019/1/28 iPadで過ごすシニアライフ ―アイパッドオーケストラを中心に―(福岡支部 樋口 正彦 氏)

iPadで過ごすシニアライフ ―アイパッドオーケストラを中心に―

 

福岡支部 樋口 正彦

 

私は地域貢献活動として2015年からシニアの方を中心にiPad教室を開いています。また同時並行でiPadを使って楽器演奏するサークル(=アイパッドオーケストラ)を立ち上げました。

 

メンバーは20名 (男4、女16)、平均年齢は70歳です。  当初は会員相互の親睦と習熟のためでした。しかしレベルも向上、現在は町内外のイベント出演や老人施設などの慰問を行っております。特に最近は、各地の老人デイケア施設からの依頼が多く、スケジュールを組むのに大わらわです。

 

入所者や通院の方は元気が足りない方が多く見受けられますが、私たちの演奏を聞く時間が増えるにつれて、口ずさんだり、手拍子で参加されたりと目の輝きが鋭くなって行くのが良くわかります。感激のあまりに涙ぐむ人まで出てこられたりもします。

元気な方にはiPadを使っての演奏に参加もしていただいています。そこで感じる事は、皆さん自分tで音楽を奏でることに関心が強く,「いとも簡単に合奏出来た…!」と大変喜ばれます。

 

iPadは驚くべきコンピューター。その機能は凄いのです。例えばこの小さな箱から管楽器、木管楽器、パーカッション、ギター、ピアノなどなんと200以上もの楽器を引き出し演奏が可能なのです。私はギター、ドラム、トロンボーン、チェロなどの演奏を担当しています。誰でもちょっとした曲なら直ぐに弾ける…と言うのがiPadの魅力です。

 

会員にとっては、演奏するする喜びと聞いてくれた人が楽しく喜んでくれる姿、また感謝されている事に、自信と生きがいを感じているようです。毎日が楽しいとよく口ずさんでいます。

会員は技能の研鑽を積み、練習や日々の活動が生き生きとしております。

 

会員の慰安旅行では野外でのゲリラライブコンサートなども行っております。桜が咲いてれば桜の下でiPadを持ち出し《琴》で「さくらさくら」をはじめ春の曲、数曲を演奏すると、通りすがりの人たちがその音色に驚き足を止めて応援していってくれます。

 

会員の諸兄姉はiPadを通じ新しい楽しみ方を発見、毎日知的な刺激に感動しています。

昨年はNHKや民放にも取り上げられ、今では地元ではそれなりに有名なサークルとして評価されております。現在は毎月1〜2回以上の施設訪問を行っておりおります。会員も福岡市、鳥栖市、久留米市、小郡市、春日市などに増えてきて指導も大変です。

 

iPad教室では動画や写真、絵画や書道等など多岐にわたって指導しています。みんな人生が変わった!とよく口にします。現在、1週間11コマの教室を開催、ほかに個人指導。参加者は延べ100名余。朝から深夜まで多忙に明け暮れています。私自身、楽しいシニア生活を送りながら、これからも地域に貢献できればと考えています。

 

*その他の活動

①箱ドラム(カホン)のサークル(11名)も立ち上げました。

②県や町からの講演依頼、教室運営の委託も行なっております。

③ iPad農園(1,500坪)を立ち上げ大規模家庭菜園も行っています。

 

ご興味がございましたら「i Pad友の会」、「i Padオーケストラ」のキーワードでNET検索して下さい。

 

以上

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