5月26日(金)、琵琶湖・大津港から高速船に乗って「竹生島の歴史」を訪ねる企画を開催しました。
10時半、参加者126名を乗せて出港。高速船「リオグランデ」を貸し切り、1階と2階に分乗。出航後は、専門ガイドの説明に耳を傾けながら、近江牛の弁当を楽しみました。あいにくの曇天でしたが、遠くに比叡山や近江富士(三上山)を眺めることができました。
予定通り竹生島港に12時半に到着。予約していた長浜ボランティアガイドさん8名の出迎えをうけ、各班に分かれて島内の名所を散策しました。
周囲2kmの島内では、724年に行基が開いたと伝わる古刹「宝厳寺(ほうごんじ)(西国第30番札所)本堂」、秀吉が築城した伏見城の遺構と伝わる「都久夫須麻(つくぶすま)(竹生島)神社」の本殿(国宝)、大阪城の極楽橋の一部で現存唯一の遺構「宝厳寺唐門」(国宝)などを丁寧に説明していただきました。「唐門」「観音堂」「船廊下」は、2013年から7年の歳月をかけて修復。特に「唐門」は、剥落した顔料が修復され、色鮮やかな往時の荘厳な姿を取り戻していました。(写真③)
島内では急な石段が多いため、散策ルートを「ゆっくり坂道を上る組」と「急階段を一気に上る組」(写真①)に分けましたが、少し急いだこともありどちらも息が切れるほどでした。
また、神仏習合の祈りの島で、二種のご朱印があり、十数人のご朱印帳を世話役が代行する場面もありました。
船内は、ご家族で参加の方や、久々に再会した会員間の交流で和気あいあいに過ごすことができました。
移動手段に船を使うのは初めてで、「天候によっては出航できるのか、船の揺れは大丈夫か」が一番の心配事でしたが、曇天にもかかわらず、風も穏やかで船も揺れることもなく、予定通り16時半に無事帰港することができました。
秋は11月22日(水)、紅葉を眺めながら京都「金戒光明寺」近辺の散策を計画しています。
ご参加お待ちしています。
投稿者:古川猛
世話人:西谷美也子、今中久子、鎌田正稔、増田光夫、熊野史夫
写真① 竹生島 祈りの階段
写真② 竹生島 本堂(弁財天堂)
写真③ 竹生島 唐門(国宝)
写真④ 竹生島 港
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