2023年度第4回撮影会は、俳句同好会との共催の1泊吟行撮影会です。尾道から今治まで、しまなみ海道を往復する1泊バス旅行として実施しました。参加者は、写真同好会16名、俳句同好会8名(俳句、写真両会所属の会員2名)、ゲスト参加者7名の合計29名でした。
大阪・梅田に集合し、ゆったりの大型貸切りバスで出発。この日は多少雲が多いながらも、時々晴れ間がのぞく、まずまずの天気でした。 尾道からしまなみ海道に入り、最初の訪問先は大三島の大山祇神社でした。古くから武運の神として崇められ、多くの武将が武具を奉納し、宝物殿には国宝級刀剣・甲冑等の武具類が収められています。境内には天然記念物の大楠があり、歴史を感じさせる神社でした。
次に大島の村上海賊ミュージアムに行き、能島水軍潮流体験に乗船。島全体が能島村上氏の居城跡となっている能島の周囲を巡り、潮流を鑑賞しました。船頭さんが船を自在に操り、潮流鑑賞を演出し乗船客を楽しませてくれました。参加者にはとても好評でした。 しまなみ海道初日のフィナーレは来島海峡の夕陽。日没の40分前に、来島海峡を見下ろす亀老山展望公園に到着しました。あいにくの曇り空で夕陽は望み薄に思えましたが、日没を待つうちに、日が沈む辺りの山並みの上空の雲が切れ、幸いにも日没を撮影できました。 この日は西条市の休暇村瀬戸内東予に宿泊。天然温泉で、旅館からの展望も良く、夕食時は酒やビールを飲み、瀬戸内の美味しい料理に舌鼓をうち、大いに楽しみました。
2日目は、しまなみ海道を尾道方面に戻り、来島海峡SAで集合写真を撮影後、生口島へ。生口島の見所は耕三寺博物館と平山郁夫美術館です。隣接しているので、両方を各人の好みで自由に見て回ってもらうことにしました。耕三寺博物館は大正・昭和期の実業家により開かれた浄土真宗の寺院です。美術品等も多く所蔵し、また未来心の丘には大理石を使った大小様々なモニュメントが造られ、寺院全域が博物館施設として公開されています。歴史ある寺院ではありませんが、日光東照宮陽明門や平等院鳳凰堂を模した建造物等、とても見応えのあるものばかりでした。平山郁夫美術館は、瀬戸田町出身の日本画家・平山郁夫の作品を集めた美術館です。日本の美術館としては珍しい撮影OKというのはうれしいものでした。
昼食時間も含めて時間をたっぷり取りましたが、まだまだ足りない位でした。 この後帰路につき、ほぼ予定通りに無事大阪に帰着、皆さん満足の旅行だったようです。 写真同好会 松崎公道
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生口島耕三寺
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