2019/11/16 全体行事
代表世話人 黒河内 軍治
令和元年 第2回全体行事
宮城県慶長使節船ミュージアム「サン・フアン館歴史講演会」&女川町復興散策
11月14日(木)終日実施 参加者会員16名 家族&介護員3名 軽19名
「我、生まれが30年 早ければ。無念じゃー」
信長・秀吉・家康との天下取りに遅れた伊達政宗の胸中です。小田原合戦への遅参では 死装束で臨み その後、『お家断絶、切腹』の死地を切り抜ける事度々。家康とは腹の底の底でライバル同士の信頼を
通わせるが天下取りの夢は諦めず。
そんな郷土の雄 政宗は家康の許可のもと、慶長18年(1613年)黒船新造に着手。その2年前徳川幕府
建造の使節船は出航早々で太平洋の藻屑と消える。その為家康も『奥州王』と自称の政宗にやらせてみようーとのことであった。
仙台領は慶長16年、3・11東日本大震災にも匹敵する『慶長大津波』に見舞われ莫大な被害の中であったが『徳川、何するものぞ』の気概にもえての出帆であった。
イスパニア海軍とキリスト教の援助を受けての天下取りを秘めた出帆と思われる。
そんな歴史を学ぶためにサン・フアン館を訪問、濱田館長の特別講演、澤田学術員の資料説明、サンフアン
シアターで「夢の果てまでも」を鑑賞する。
30年前、国内で復元された最大で最後の500tガレオン船、サンフアン・バウテイスタ号は3・11津波
にてマストが2本折れ、老朽化。原寸大での復元を検討したが、現在では原資材も船大工も不在。やむを得ず2年後に解体、鉄骨プラスチック製と決まる。
参加者の半数以上が(初 来館)であり、講演も隠れキリシタンまで及び、「歴史とはおもしろい」「歴史の周辺を知ると益々興味がわく」等々、好評であり、次回に期待する総評であった。
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