<令和6年6月自薦句>
紫陽花のもてなしぶりや山の寺 天瀬光雄
梅雨晴間子猫二匹大あくび 内堀悟空
人生も土壌で変化紫陽花色 大井どんどん
空梅雨にてるてる坊主出番なし 大野彌沙
梅雨ひでり連日上がる温度計 田中保代
蓮の葉を玉簾して梅雨に入り 玉木憲康
立葵天に向って一直線 花里 荂
コーヒー店出て又戻る梅雨深し 古川龍郎
睡蓮に雲のながれる水鏡 三浦三久