2025/1/29 俳句同好会報告
令和7年1月自薦句
書初や端渓硯筆選ぶ 天瀬光雄
夕暮れのどれが若菜か一人摘み 内堀悟空
若菜喰い長寿願いて母想う 大井どんどん
風凪て水面に沈む凍る月 大野彌紗
廃屋の屋根オリオンが戯れる 川﨑真潔
卯月まつ待つ若菜背にするランドセル 久保田秀一
つくばいの色あざやかな冬紅葉 田中保代
ボケが咲き若葉を付ける時期を待つ 玉木憲康
当節の若菜は見立て豆苗で 花里 荂
卒寿とて一打の強し鏡開き 古川龍郎
結願の遍路土産の葛湯かな 本郷宗祥
七草や母の想い出七つあり 三浦三久
