東京支部お知らせ
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2025/3/30 俳句同好会報告

あすてらす俳句会報  令和7年3月(第355号)

 

 

3月句会 令和7年3月28日

 

春の穏やかな一日、7名と欠席投句3名で合評の際も意義深い論議を交わしながら句会は進みました。

総会展示の作品を提出されてない方は総会当日お持ち下さい。

 

今月の兼題 「春惜しむ」「桜」

 

  • ** 天賞・高得点(3点句以上)***

 

争いの止まぬを嘆き亀鳴くや                     三久

 

桜咲く努力実って第一志望                      どんどん

 

角曲がる薄桃色のひめこぶし                     宗祥

 

惜春の孫の門出に空にじむ                      三久

 

犬の尾に追われてふわり舞う桜                    彌紗

 

地を這って優しさ運ぶいぬふぐり                   荂

 

束の間の淡雪積る庭の隅                       宗祥

 

男系の我が家もやっと雛祭り                       遊雅

 

友ありて酒もまたよし宵桜                      三久

 

  • ** 出句一覧(五十音順) ***

 

大井どんどん

 

ほろ苦き大人の恋かなふきのとう

人の岐路桜の喩ふ誉かな

春惜しむ畦道溢れたふきのとう

桜咲く努力実って第一志望

 

大野彌粆

 

受験生漕ぎ出す明日は輝けり

帰宅路の傘に重たし春の雪

犬の尾に追われてふわり舞う桜

盃を友とかたむけ春惜しむ

 

小谷吉春(欠席投句

 

夜桜や川面に映へる隅田川

桜の宴和食楽しむ異邦人

惜春や野草の萌ゆる田圃道

早朝の吐く息白し春惜しむ

 

川﨑遊雅

 

懐かしき桜ひらりと霞んでる

春惜しむ今日から孫は保育園

汽車の窓別れに望むなごり雪

男系の我が家もやっと雛祭り

 

久保田いち(欠席投句)

 

何事も無かった様にさ桜咲く

リストラで春惜しむゆとり今も無し

桜散る次頑張ると泣く息子

懐かしき呑めや唄えの桜見宴

 

田中保代

 

わら衣脱ぎてほっこり牡丹の芽

枝切りの小さきつぼみの花ひらく

まったりと流れに身を寄す花いかだ

おだやかな日差しはんなり春惜しむ

 

玉木憲康(欠席投句)

 

お堂から桜のふぶきの石畳

川端の穂らを摘みつつ春惜しむ

山からの西郷どんへの桜酒

目黒川桜と人の影流れ

 

花里 荂

 

春惜しむ義兄七回忌風静か

地を這って優しさ運ぶいぬふぐり

桜は未だ一番のりはポリ袋

菜の花の向こふには海浜離宮

 

古川龍郎

 

駅までの散歩道や朝桜

衣替え出て行く娘朝桜

春惜しむ命惜しみて卒寿かな

六義園池ひと回り春惜しむ

 

本郷宗祥

 

咲き初むる桜で一献昼下り

角曲る薄桃色のひめこぶし

束の間の淡雪積もる庭の隅

枝の中小さき鶯ついばみぬ

 

三浦三久

 

惜春の孫の門出に空にじむ

友ありて酒もまたよし宵桜

雪どけの音も清冽梓川

争いの止まぬを嘆き亀鳴くや

 

次回:令和7年4月25日(金曜日) 午後1時~

兼題  「水温む」「チュウリップ」     

 

令和7年3月29日製

 

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